窯焚き
窯に火が入りました。
今回は、2と3の間だけに作品が入っていて1の間は胴木の間として使用、
比較的短い間隔で燃料を投入していきます。
胴木の間を焚いて、2の間の温度が800度になったら2の間に移ります。
横の焚き口から薪を投げ込んでいきます。
この部屋は1の間に比べ火前と奥の温度差が大きく火裏に設置している温度計が
1180度くらいで火前のゼーゲル錐9番(1280度)が倒れてきます。
このため火前用と火裏用に違った作品を詰めています。
2の間ゼーゲル錐10番(1300度)が倒れつぶれてきたので3の間に移ります。
2の間は酸化から中性気味に焼きましたが3の間は強めの還元で焼きます。
2の間は詰める作品によって酸化、還元と焼き方を変えています。
窯の温度が1080度になったので、塩を投入していきます。
一般的な塩釉は、ある程度温度が上がってしまってから塩を入れますが
私の場合は、これぐらいの温度帯から10分くらいの間隔で塩を入れながら
最終温度まで焼いていきます。
投入する塩は、岩塩や原塩ではなく食塩を使います。
食塩を使用することで塩釉の表情は変わってきます。
食塩を700g位づつ小分けにしトータルで25㎏を使用します。
2の間焼成時にちょっとしたトラブルはありましたがなんとか焚き終えました。